霍見芳浩(Yoshihiro TSURUMI或Yoshi TSURUMI)
霍見芳浩
来歴[編集]
熊本県出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、ハーバード大学で経営博士号を取得。その後、慶應義塾大学、ハーバード大学経営大学院、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)経営大学院、コロンビア大学経営大学院で教鞭を取り、ニューヨーク市立大学大学院センターのビジネス学部教授を務めた。
研究内容・政治的姿勢[編集]
- ハーバード大学院の学生であったジョージ・W・ブッシュの大統領就任が決まった直後のマスコミの取材で、当時のブッシュの印象を聞かれて「普通、授業を教えた生徒の事はいちいち覚えていないものだが、彼は非常に出来の悪い生徒だったのでよく覚えている」「もう箸にも棒にもかからない」「典型的な金持ちのお坊ちゃま。怠惰で授業態度も悪く、大統領はおろかどんな組織のリーダーも務まる人物ではないと思った」と答えている[1]。
- 小泉純一郎首相が強力に推し進めた自衛隊のイラク派遣を、日本のニュースバラエティ番組の「筑紫哲也NEWS23」に出演した際に激しく批判した。
著書[編集]
単著[編集]
- The Japanese are Coming: A Multinational Interaction of Firms and Politics, (Ballinger Pub. Co., 1976).
- Multinational Management: Business Strategy and Government Policy, (Ballinger Pub. Co., 1977).
- Technology Transfer and Foreign Trade: the Case of Japan, 1950-1966, (Arno Press, 1980).
- 『怒れるアメリカ――日本の企業戦略再点検』(東洋経済新報社, 1983年)
- 『脱日本のすすめ――米・韓連合を破る戦略』(光文社, 1987年)
- 『霍見芳浩の日本再活論――対米交渉の妙手』(講談社, 1987年)
- 『日米摩擦――対日制裁下の企業戦略』(講談社[講談社文庫], 1988年)
- 『地球時代を世界と生きる――ニューヨークから愛する日本へ』(ほんの木, 1989年)
- 『バカな円vs.不安なドル――狙われる日本の弱点』(プレジデント社, 1989年)
- 『通念破壊――日本とアメリカにつけたい薬』(読売新聞社, 1996年)
- 『アメリカのゆくえ、日本のゆくえ――司馬遼太郎との対話から』(日本放送出版協会, 2002年)
訳書[編集]
- パディ・ツルミ『日本人へのアドバイス――外国人に接するコツ そこが知りたい外国旅行』(評論社, 1964年)
- レイモンド・バーノン『多国籍企業の新展開――追いつめられる国家主権』(ダイヤモンド社, 1973年)
出典[編集]
- ^ 2000年11月27日付けの日刊ゲンダイ、CNN.COM 2004年9月13日配信記事 http://edition.cnn.com/2004/ALLPOLITICS/09/13/bush.professor/
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